後藤泉の日記

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2005年07月31日

2005 夏の芦ノ湖音楽祭 初日

今日から、箱根芦ノ湖畔で
芦ノ湖音楽祭が始まりました。
会場は、箱根プリンスホテル
神山コテージ・ロッジのお休み処です。

私がこの音楽祭に出演させて頂くのは
今年で、6年目になります。

森の中の会場での音楽会は、
時に、雨だったり、霧だったり、
晴れたり、台風だったり、
鳥が鳴いたり、セミが鳴いたり・・・、
自然との、不思議な一体感が
なによりの魅力です。

今日も、ベートーヴェン~リスト編:
田園交響曲の、第2楽章最後、
3羽の鳥が鳴く場面で
楽譜にはない、4羽目の鳥が鳴いていました!

こんなコンサートで弾かせて頂けることに
とても感謝しています。

投稿者 izumi : 22:54

2005年07月23日

山中湖テラスコンサート 7月23日

2005年前半最後の、
山中湖テラスサロンコンサートは、
ベートーヴェン~リスト編:
交響曲第6番「田園」でした。

先日のベートーヴェンオーケストラの公演の時には、
前半で、トリプルコンチェルトが終わると、
急いで着替えて、客席に向かい、
後半は、田園を聴きました。

その名残が、まだ残っていて、
今日は、なんだかコフマンさんに、
指揮して頂いている感じです。

私は、演奏するときに、
自分がこうしよう、ああしようというよりも、
むしろ、音楽の導くままに、
という姿勢の方が、
上手くいく気がしています。

その音楽を、具体的に
コフマンさんが、引っ張ってくれる(気がする!)
のですから、何と、心強い!
そして、とても勉強になりました。
改めて、この曲の魅力と
ベートーヴェンの音楽の美しさを
思ったコンサートでした。

山中湖テラスサロンコンサートは、
8月はお休みです。

2005年後半は、
9月10日(土)
9月24日(土)
の、お月見コンサートからです。


投稿者 izumi : 23:21

2005年07月19日

ゴールドベルグ先生

7月19日は、
シモン・ゴールドベルグ先生の命日です。

ゴールドベルグ先生は、
フルトヴェングラー時代の、ベルリンフィルで
19歳でコンサートマスターを務められた方で、
晩年、山根美代子先生と結婚されました。

山根美代子先生には、
私は高校生の時から指導して頂いています。
誰よりも強烈な影響を受けた、恩師です。

私が高校1年の時、
初めて山根先生にお目にかかりました。
その年、ゴールドベルグ先生が
桐朋のオーケストラを指導するために
学校に見えました。

そして、高校2年の秋、
山根先生と、ゴールドベルグ先生が
ご結婚なさるということを伺いました。

それから、ゴールドベルグ先生が亡くなるまでの5年間、
折があるたびに、山根先生は
ゴールドベルグ先生の音楽に触れ、
そのお人柄に触れる機会をくださいました。

ユダヤ人だったゴールドベルグ先生は
私などには想像も出来ない悲しみを
幾度となく、経験なさったそうです。

でも、ゴールドベルグ先生は
いつも穏やかで、やさしく、人間の心の美しさ、
そして何より音楽への慈しみ、真摯な姿勢、
を、見せてくださいました。

まだ若すぎた私には、
あまりにも遠い世界の方で、
すごくて、素晴らしいことがわかるだけ。

こんなに素晴らしい方に、
お目にかかれるのだから、
何かきちんと覚えとかなきゃと思うのですが、
全くその自信がなかった事を思い出します。

でも、今になって
私が10代で、わからないなりに接した経験が、
確実に、自分の中に残されているのを
感じられます。

感じられることが、
すぐ何かの形には、なかなかなりませんが、
大事な、大事な宝物です。

日々、目の前のことに流されてしまいがちな時、
ゴールドベルグ先生のたたずまいを思うと、
大事なことは何か、を思い出します。

「ゴールドベルグ先生、
お墓参りにも行かずに、すみません。
でも7月19日は、
こんなことを思い起こす
大事な日になっています。」

山根先生には、本当に感謝しています。
私にとっては、
ゴールドベルグ先生の前に、
山根先生との出会いがありますが、
それは、また次の機会に、
書きたいと思います。

投稿者 izumi : 23:56

ゲーデさん

今日は、夏の芦ノ湖音楽祭のための
ゲーデさんとの合わせ、第1回目でした。

ゲーデさんは、いつお会いしても、
優しくて、気遣いにあふれた方です。

演奏も、初めてヴァイオリンを弾いた時から
きっと、こんな風に弾いていたのではと思えるくらい
自然で、しなやかです。

モーツァルト、ブラームス、プロコフィエフ、クライスラー
を弾いている間、
「こんな美しい音楽に触れられて、
素晴らしいよね!」と
何度おっしゃったことでしょう。

こんな方と共演出来て、
本当に幸せです!!


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夏の芦ノ湖音楽祭 2005(7月31日~8月14日)

ダニエル・ゲーデ&後藤泉 の出演日

■8月8日(月)16:00~
 モーツァルト:ソナタ ホ短調 KV304
 ブラームス:ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
 プロコフィエフ:ソナタ 第2番 ニ長調 Op.94a

■8月9日(火)16:00~
 モーツァルト:ソナタ ホ短調 KV304
 クライスラー:ジプシーの女、無言歌、ロンドンデリーの歌、
         美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び
 プロコフィエフ:ソナタ 第2番 ニ長調 Op.94a


会場; 箱根プリンスホテル 
     神山コテージ・ロッジ お休み処

チケット; 5000円

お問合わせ; 株式会社林屋総合研究所 0120‐188483

投稿者 izumi : 01:03

2005年07月18日

花火大会

今日、7月17日は、
横浜国際花火大会に行って来ました。
程よい風に恵まれて
日中の暑さを忘れて楽しみました。

4~5年前になりますが
この花火大会を始めて見たときの感動は
今でも忘れられません。
花火を見て、あまりのすごさに、
涙が出てきたのです。
それ以来、この花火大会の大ファンです。

今年もまた、期待以上に素晴らしかったです。
昨年よりさらに微妙な色合いがふえ、
小技の効いた花火も、たくさんありました。
花火も日々進化しているのですね。

私が好きなのは、
一番オーソドックスな、
白い、ほかの色の交じらない花火。
これが、これでもかと次々に打ち上げられると
もう無条件降伏です。

花火は、一時の非日常です。
このために集まる「人」のパワーと
共に、花火を楽しむ不思議な連帯感と。

日本の夏、到来!です。

投稿者 izumi : 00:21

2005年07月09日

長くご無沙汰してしまいました。

ベートーヴェンオーケストラ・ボン日本公演では
たくさんの方にご来場いただきまして、
ありがとうございました。
無事全7公演が終了し、
(うち2公演は親子のコンサート)
今は、ほっとしています。

4月にベートーヴェンの生地ボンで
同じプログラムで演奏させて頂いて、
CDも録音させて頂いて、
その延長線上で迎えた今回のツアーでした。

オーケストラの直前には
ヒンク、ドレシャル両氏との
トリオのコンサートもさせて頂きました。

第1日目は、軽井沢大賀ホールでの初めてのコンサート、
素晴らしいホールでした。
軽井沢の駅に降り立つと、
同じ新幹線に乗っていらしたような
コンサートのチラシを持った方がいらっしゃいました。
コンサートを聴きに、軽井沢まで足をのばすという
とても贅沢な時間を、
ともに過ごさせていただきました。

第2日目は、横浜みなとみらい大ホール、
横浜には、県内の小学生のお子さんたちも
多数来てくれました。
大ホールの広々とした響きに、
数日後またこのホールで、
ベートーヴェンオーケストラ・ボンとの
コンサートがあるんだなあと
思いをめぐらせました。

第3日目は、大阪いずみホール
このホールも素晴らしいホールです。
しかも、名前も!
終演後、ドレシャルさんが、
「このホールは特別なんだよ。名前がね!
だって、もし、フリッツホールだったら、
(ドレシャルさんのお名前)
僕はすごく嬉しいよ!そうでしょう!」
とおっしゃってくださいました。
まったくその通りです。

第4日目は、東京第一生命ホール、
ここは、いつも弾かせて頂いているホールなので
安心して弾かせて頂いています。
たくさんのお客様の中には
懐かしい友人たちも、たくさん来てくれました。
学生時代、ともに勉強した仲間に聴いてもらうのは、
ちょっとした緊張感と、安心感とが交錯します。

トリオは、デュオとはまた違った楽しさがあります。
まだまだ勉強中の私ですが、
ヒンクさん、ドレシャルさんが
その音楽の輪に加わらせてくださって
ハイドン、モーツァルト、
シューベルト、ベートーヴェンという
美しい音楽に触れられる時、
本当に幸せだなあと感じます。

そして、続いてベートーヴェンオーケストラ・ボンの
コンサートが、大阪から始まりました。

ローマン・コフマン率いる
ベートーヴェンオーケストラの
ボンで感じた通りの、てらいのない誠実な音楽が、
そっくり日本の舞台に上がり、
ヒンク、ドレシャル両氏とともに
ベートーヴェンの三重協奏曲(トリプルコンチェルト)
を協演させて頂けたことは
今思い出しても、ぞくぞくするほどの感激です。

大阪/ザ・シンフォニーホール、
京都コンサートホール、
愛知県芸術劇場コンサートホール、
横浜みなとみらいホール
東京/サントリーホール、
どの会場も、私にとっては
こんな大きな舞台に立つとは
想像もしなかった場所ばかりでした。

シンフォニーホールの舞台袖の壁一面に張られた
たくさんの演奏家の写真とサインは、圧巻でした
今は亡き大演奏家のものもあります。
ヒンクさん、ドレシャルさんがメンバーの
ウィーン弦楽四重奏団の写真もありました!

ベートーヴェンのトリプルコンチェルトはとてもいい曲です。
3人のソリストが、競い合うのではなく
和やかに盛り立てあって、オーケストラと共存します。
コフマンさん、ヒンクさん、ドレシャルさんの心強い存在と、
オーケストラの方々の音楽への愛情によって
今回この曲のよさを、再確認しました。
演奏させていただいたことに、本当に感謝します。

コンサートマスターのキャスリーヌさんは、
サントリーのリハーサル前に、
今日が最後のコンサートだよ、
と笑顔で励ましてくださいましたっけ。

大阪と横浜では、午後に、
赤ちゃんも入場できる親子のコンサートもあり
昼夜2回公演でした。
昼公演では、赤ちゃんの泣き声に、
仰天していたコフマンさんも
夜公演では、「赤ちゃんがいなくちゃ演奏できないよ」
なんて冗談もおっしゃっていました。
音楽に対する信念の強い方ですが
赤ちゃんとお母さんに
子どもに迎合する音楽ではなく
本物のクラシック音楽を聞かせたいという
主催者の思いに、理解を示してくださいました。

最終日、サントリーホールでは
私の失敗もありました。
三重協奏曲の演奏後、
お辞儀をして舞台から袖に戻る時に
オーケストラのメンバーがまだ座ったままなのに気付かず
うっかり、そのまま戻りかけてしまったのです。
オーケストラの皆さん、本当にごめんなさい。

すべての公演が終わって、
フェアウェルパーティーでは、
ベートーヴェンオーケストラのメンバーが
飛び入りで、日本の曲を演奏してくれたり
とてもいい雰囲気でした。

今回の公演を支え、応援してくださった、たくさんの皆様に
この場を借りて、御礼申し上げます。
たくさんの励ましを頂きました。
そして、次回へ向けての課題も頂きました。
ありがとうございました。


また、次のコンサートに向けて
歩き出すつもりです。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
またコンサートでお目にかかれます日を
楽しみにしております。

投稿者 izumi : 23:35